2006.03.05   群馬JAGA通信   Vol.123

T沢・O島


 3/5はT塚さんとO類さんが久しぶりの参加。T塚さんは東京へ転勤だったと聞いていたのですが戻ってきているようです。ただ土日は基本的に仕事とのことで例会への参加は難しそう。あとI井さん親子がまた参加してくれました。今度はお子様3人とのお友達のI上くんも含めて子供が4人。聞いたところこの家族は黒田人形店さんで繋がりがあるようです。他の家族の方ともども一度群馬JAGAに参加して頂けたらと思います。
 3/18はT沢さんの奥様と子供2人、黒田人形店の奥様が参加。とは言っても「月刊ぷらざ」の取材があるためT沢さんが呼んだサクラではありますが・・・。取材の後は直ぐに帰られましたが取材の間はゲームを楽しんでいました。
 今月は3/5例会が18人+4人(O島、O谷、M井、T橋、T沢、Y田、K井、S井、K澤、T塚、O類、K塚、S藤、Z宮、I井(+子供4人)、H越、A井、M本)。3/18例会が13人+4人(O島、T子、K村、K澤、K塚、S井、T橋、Z宮、Y田、M井、A井、T沢(+3人)、M野、(K田))(記入順、敬称略)でした。

<くるりんモグラ>(?人) 3/5 記事:T沢


くるりんモグラ

 モグラの下にはもう一匹の違う色のモグラが隠れています。このモグラを3箇所くるりん、くるりん、くるりんとやって、カードに描かれた色の組み合わせが出来ればOK。カードがもらえます。最終的にカードの中のシャベルが一番多い人が勝ち。お手軽な子どもゲームと思いきや、けっこう難しい。100%不可能なときもあるし、2箇所目で完成しても最後の1回で失敗してしまうなんてときも。群JAGAのゲーマーばかりで遊ぶとイマイチでしたが、子どもや初心者となら盛り上がるかも。

<ワイアットアープ>(?人) 3/5 記事:T沢


ワイアットアープ

 ヤフオクで最近購入したゲーム。この日一番のヒット。プレイヤーは保安官となり、賞金のかかったお尋ね者を捕まえる。コイツは銀行強盗もやった、郵便馬車強盗もやったと賞金を増やしていき、手札が終わるか山札が2回終わるかで1ラウンド終了。そのお尋ね者に影響カードをどれくらい出していたかで賞金配分が決まる。やる事は単純明確で時間もそれほどかからないお手軽ゲーム。特筆すべきはカードデザインのすばらしさ。西部劇の雰囲気をよく出している。

<ヴェニスのパトロン>(?人) 3/5 記事:T沢


ヴェニスのパトロン

 プエルトリコに似ているがややライトなゲーム。自分の番に予約、船、売買、建設、生産のうちひとつを選んでいき、全員も従う。これをくり返していくだけ。今回試験的に上位高級ビジネス(テント屋、洋服屋)は生産時に5金ではなく7金はいるというルールでやってみた。この方が建設時のデメリットが解消され、優れているように思えた。またこのゲームのインストはそんなに時間はかからないものの、ゲームの流れをつかんでもらうためにはもっと丁寧な説明が必要だということもわかった。反省。

<フェットナップ>(?人) 3/5 記事:T沢


フェットナップ

 軽いカードゲームと思いきや、記憶力が大事という私の苦手なゲーム。
 何をしたらいいのかわからないうちにゲームは終了していました。

<TITAN>(?人) 3/18 記事:O島

 昨年5月の長時間ゲームの会以来10ヶ月ぶり。私はこのゲームが大好きなので本当はもっとプレイしたいのですがやはり時間がかかるゲームですし、脱落するとゲームから抜けるのでなかなかプレイする機会を持てません。また最近はT子さんが全て勝っている(何連勝中?) ので何とかこれを阻みたいところ。(ちなみにT子さんはこのゲームの時しか群馬JAGAには来なくなっています)
 本当は5人戦だったのですが1月から群馬JAGAに来ているS井さんは午前中が長時間ゲームのみなのを知らず9:30に会場に来ていた。13時までは時間があるのでに参加することになり6人戦となった。まずスタート順が決まるまでに約5分。いつもながら結構早く決まった。(6人戦では10分以上を覚悟している) K塚-K澤-T子-O島-K村-S井の順。
 早くも場が動く。2ターン目にK村さんは「6」を出して2部隊のどちらを動かしても戦闘。Angel部隊をS井さんにぶつける。初プレイのS井さんには厳しく、当然K村さん勝利。S井さんは1部隊に。TITAN部隊で無かったことが救い。
 その後は分割部隊を叩くというゆったりした展開。誰も抜きん出たところ無く膠着状態が続いた。最初に100点を超えたのはK村さん。(10ターン目) 2ターン目で72点取っているので当然ではありますけど。ただこの頃から場が動き出した。それまで3〜4の部隊数だったT子さんがこの辺りから増え始めたのだ。(皆が3〜5部隊くらいだったのに8部隊くらい) T子さんの部隊を叩きたいところではあるがこちらは全く戦力が整っていないし、T子さんも部隊の置き方がうまいのか攻められる位置にいない。今更ながら連勝している理由はこの辺りにあるのかもしれないと感じた。
 最初の脱落者はS井さん。(19ターンにK澤さんより) 1部隊になり外周をずっと回っているだけだったためですが初プレイだったので申し訳なくも思います。ただはこういうゲームなのでご容赦を。その後は部隊数が増えたT子さんが戦闘を仕掛け始めた。23ターンにK塚さんを叩き、25ターンにK村さんを叩く。この時点でT子さんの点数は772点。K澤さんは237点、私は165点のため圧倒的だ。ただ直接TITAN部隊を叩けば良く、T子さんのTITAN部隊はあまり強くないことは判っていたのでまだ勝つチャンスはあった。(私との戦闘でライオンとエンジェルがいるのみ?になっていた)
 私はここまで4部隊になったのが最高だったでしょうか。分割すると叩かれるという状況が続いていて苦しい。TITAN部隊とAngel部隊は両方ともユニコーンまで発展していてどちらもコロッサスを狙える状態にはなっていたが緑地部隊は叩かれてしまったし戦闘用のレンジャー、ゴーゴンはほとんどマスターできなかった。それでもAngel部隊がT子さんのTITAN部隊を追ってはいたが一歩及ばず。この間にライオン、グリフォン、ヒドラとマスターされもう太刀打ちできない状態に。私のAngel部隊はジャイアントからコロッサスをマスターしましたが時既に遅し。(コロッサスまでは毎回マスターできるのですが・・・。今回は私だけだったし、これだけは救いかな。でもこれで満足しているからダメなのかも) ターン数は定かではありませんが(多分37ターン)にTITANテレポートで私のTITAN部隊(TITAN、Angelx1、ユニコーンx2、ミノタウルスx2)に戦闘を仕掛けられて私が脱落。地形が悪かったこともあるが全く歯が立たず。ここで21時となり時間切れ。K澤さんは残っていましたが得点差で800点以上ありT子さんの勝利は間違いない。
 T子さんの勝率はかなり高い。私たちでプレイする時もですが以前、茨大のサークルへ3回ほどで参加したことがあります。その時も全て勝っていたと記憶しています。(15年くらい前の話ですが)
 今回はさすがに悔しかったですね。部隊の分割方法、移動先の判断などでもうレベルが違うのでしょうか? 私もを始めてから23年ほどになりますがその場で楽しんでいるだけなので判断がまだまだ甘いようです。もっと研究しないといけないと改めて感じました。今後は賛同者がいれば通常の例会内でもスキルアップのためにプレイしたいと思っています。ただ例会時間を全て使って最後までプレイするのでは無く、あくまで部隊の移動、分割の研究のために2〜3時間程度で。戦闘を除けは中盤過ぎまでは進むと思います。T子さんを倒すためにこれに賛同して頂ける人がいればO島まで。(一応は毎回例会に持って行こうと思っています)
 これで私が主催している長時間ゲームでの勝者は固定されつつあります。:T子さん(3連勝中、群馬JAGA以前も含めれば何連勝になるか不明)、<アドバンスト・シヴィライゼイション>:K塚さん(6連勝中)、<1830>:O島(5連勝中)。私の自宅でプレイした分も含んでいますが誰がこの牙城を突き崩すのか楽しみなところではあります。


【ランキング戦結果】
 <モノポリー>第3戦(5人)=M本
 <プエルトリコ>第4戦(4人)=O類


【その他にプレイされたゲームと勝者】
3/5
<フェットナップ>=Y田,<クオヴァディス>=S藤,<6ニムト>=O谷,<ミューラ>=Z宮,<ダイアモンド>=A井,<アリバ>=T橋,<トップレース>=T橋,<クラウド9>=M井,<ヴェニスのパトロン>=T沢,<セレニッシマ>=K塚,<くるりんモグラ>=O谷,<クク>=H越,<ワイアットアープ>=S藤,<汝は人狼なりや?>=村人勝利、生き残った人 K塚、O谷、I上,その他
3/18
<あやつり人形>=M井,<セット>=K塚,<クラウド9>=M野,<くるりんモグラ>=T沢妻,<フェアリーボーナンザ>=T沢妻,<迷宮コンクエスト>=T橋,<フェットナップ>=桜井、M井,<フラックス>=A井,<マニラ>=Y田、A井,<タイタン>=T子,<ノイ>=?,<レーベンヘルツ>=Z宮,<ブクブク>=Y田、Z宮,<カルカソンヌ ディスタッド>=K村,<クランカー>=Y田,<どきどきワクワク相性チェックゲーム>=?,<スコットランドヤード>=?,その他

<<お知らせ>>
  1. 2006年度の年会員を募集します。期間は2006年4月〜2007年3月まで。通常例会のみの年会員で裏例会(プエルトリコの会)は含みません。(2007年度には裏例会も通常例会と同様になるように見直したいと思っています) 年会員希望者は例会時にO谷、O島に連絡下さい。(5月の例会まで受け付けます)

  2. 4/30(日)に「第5回島明杯モノポリー大会」を開催します。前回は42人でしたが今回は50人を超えるように何人か誘ってみて下さい。毎回モノポリーで大会に参加するのは初めてと言う人が5人くらいはいますので大会に参加したことが無い方もぜひ参加してみて下さい。

  3. 3/11(土)の「第13回モノポリー雪国杯」は群馬JAGAから7人参加。見事K谷さんが優勝して群馬JAGAから初めて優勝者を出しました。またY田さん、Z宮さんと群馬JAGA勢は上位に入っています。ちなみに私は27位と最下位でした。まぁ他の人をサポートしたと言うことで・・・。(でもK谷さんとは同じ卓になっていない) また来年も群馬JAGAから優勝者が出るように頑張りましょう。

  4. 3/18(土)に「月刊ぷらざ」の取材がありました。その時にいた全員の集合写真(名前付き)他が6月号に掲載されるとのことで配布されている地域の方は確認して見て下さい。





2006.03.05     群馬モノポリー通信     NO.117

K井

第156戦(2006年度 第3戦) ライバルを狙い打ちして自分の順位を上げよう。(定石の1)。 (3/5:記事 K井)

 久しぶりに登場のM本さんを迎えて、ダイスロールです。M本さん、Z宮さん、K井、Y田さん、H越さんの順でスタート。
 スタートダッシュのH越さんがなんと1ターン目で電水を自力。そこへZ宮さん、K井と飛び込みすぐに投資金を回収。順調な滑り出しです。さらにグリーン1+100ドルをZ宮さんに渡してダークパープルを揃え、H越ダークパープル、ホテルスタート。
 Y田さんが捕まって−250ドル。K井も飛び込んで−250ドル。家の投資もすぐに回収してH越さんがトップに躍り出る。K井はY田さんにオレンジ2を渡してレッド1+450ドルをもらう。続けてK井はレッド2をM本さんに渡して揃えさせ、ライトパープル1+鉄道1+230ドルをもらう。M本レッド6軒スタート。
 H越さんがレッド2軒に飛び込んで−250ドル。レッドは9軒へと成長。Z宮さんがレッド3軒に飛び込んで−700ドル。Z宮さんは次の周回でもレッド3軒に飛び込んで−750ドル。これをダークブルー1+340ドルで支払い。M本レッドは12軒に増築。代わってトップに立ったM本さんは当然狙われる。Y田さんはZ宮さんにオレンジ2+ライトブルー裏1を渡してグリーン2+220ドルをもらい、Y田グリーン4軒スタート。
 しかし、全力投資がたたって次鉄倍の支払いで2軒に後退。威力の無くなったグリーンは俺が引き継ぐと、H越さん。Y田さんにダークパープル2+オレンジ1+イエロー1+鉄道1+電水セットを渡してグリーン3枚+100ドルを引き取り、乗り換え経営。H越グリーン7軒スタート。見事な決断です。
 K井はY田さんにライトパープル1+イエロー1+350ドルを渡して鉄道1+オレンジ1をもらう。Y田ダークパープルホテルスタート。K井はさらにその4鉄を3裏状態+80でZ宮さんに渡し、オレンジ2(1裏)+ライトブルー裏1をもらってオレンジ経営を開始。K井オレンジ10軒スタート。
 Z宮さんはグリーン3軒に泊まって−900ドル。1飛び。鉄道はH越さんへ。そのH越さん今度はレッド4軒に泊まって−925ドル。グリーンの家は崩壊。Y田さんはオレンジ4軒に入って−800ドル。ダークパープルの家は2軒へと縮小。M本レッドはホテルを建築。K井がレッドホテルに宿泊して−1100ドル。オレンジは1軒に縮小。さらにM本さんはダークブルーを追加経営。M本ダークブルー5軒目を建築。K井がダークブルー2軒に入って−500ドル。オレンジ3+ライトブルー裏1+ライトパープル裏1+120ドルでこれを支払い。代わりに電水をもらって、生き残りにかける。Y田さんがレッドホテルに宿泊して2飛び。H越さんが鉄道で得た資金を元に復活のグリーン6軒を建築するもチャンスカードでイリノイへ飛び、レッドホテルで遇えなく撃沈。3飛び。残ったK井もダークブルー3軒に泊まって破産。見事、M本さんのモノポリー勝ちとなりました。しばらくモノポリーをやってなかったと言いながら勘所を押さえた見事な采配でした。ではでは。



1.M本   8735ドル(レッド、ダークブルー)        +250ポイント(100+150)
2.K井      0ドル(オレンジ、鉄道)           + 50ポイント(50)
3.H越      0ドル(ダークパープル→グリーン)      +  0ポイント(0)
4.Y田      0ドル(グリーン→ダークパープル)      − 50ポイント(−50)
5.Z宮      0ドル                    −100ポイント(−100)



【モノポリー2006年ランキング】
※トップ数の()内はモノポリー勝ちの回数。
「モノポリー勝ち」の場合は獲得ドル$15,000 と仮定してポイントを算出。

順 位
前回順位
 氏 名 
ゲーム数
ポイント
 獲得ドル 
トップ数
1位
M本
250
$8735
1(1)
2位
2→
H越
234
$8460
3位
1↓
Y田
206
$10704
4位
3↓
S木
18
$1087

5位
4↓
S藤
$0

5→
K井
±0
$0

7位
5↓
T橋
−50
$0

8位
7↓
M野
−100
$0

7↓
S井
−100
$0

Z宮
−100
$0





2006.03.05     群馬プエルトリコ通信     Vol.38

O島

 まず訂正です。前回の第3戦の記事で間違いに気付きました。3ターン目のT橋さんの総督での選択は1金乗った「開拓者」だったのでその時に私が[闇市]を買うことはできません。5ターン目以降で[闇市]が買えたので「まだ残ってるんだ」という印象があったことを思い出しました。お詫びして訂正致します。

<第4戦>拡張(4人) 終了:17ターン 記事:O島

 さて次回の例会は「長時間ゲームの会」でに参加するので私が<プエルトリコ>をプレイできるかは不明。今日は1戦だけでもと思いメンバーを募集し4人が集まった。T橋-O島-O類-K澤の順。O類さんは初プレイなのでインストから。
 建物は「小農建小-宿教大大-灯大港造-ギ公砦税市」で[教会][灯台]以外は基本という最近では珍しい形となった。今回私は2番スタート。建築型になる可能性が高いので[ギルドホール]と[市役所]は自分で入れた。今まで[ギルドホール]は買った人が有利になるので除く傾向になっていたが建築型をやる以上は必要と最近やっと考え直した。(今更か!?)
 まずT橋さんはお金を貯めて[港]購入。早いターンだったので大きな脅威。(私はプレイしたことが無いので知らないがExcel版の<プエルトリコ>のコンピュータはこの手をするらしい) 私は1ターン目で<コーン>タイルが取れたので[小市場]購入後、<コーン><インディゴ><煙草>生産へ。O類さんは初プレイなので2〜3の選択肢を絞って選ばせていたが[小市場]購入後は<珈琲>生産へ。(但し<珈琲>生産を始めたの中盤くらいから) K澤さんは<煙草>生産を始めて私とカブル状況。
 最初はK澤、O島のどちらの<煙草>が売れるかが焦点になったが流れ的に見て私の分が悪い。案の定、先に売られる。しかも<インディゴ>も上家のT橋さんに売られる。私は[小市場]に人がいなかったため<コーン>は下家のO類さんに売られ最悪の状況に・・・。(お金の目処が立たなくなった) [教会]と[大市場]のどちらかを迷ったがお金がなければ[教会]は意味が無いので仕方なく[大市場]購入。でもこの後の売りでも<煙草><インディゴ><コーン>は先に売られてしまい[小市場][大市場]を購入した意味が全く無い状態。この時点では最下位を覚悟した。(結局9ターンまで一度も売れなかった)
 さて私が総督だったと思うので10ターン。迷ったあげく博打に。私自身が「監督」を選択した。(本来ならありえない選択)その時商人マスは空だったのでO類さんが「商人」で売るだろうという判断。但し<珈琲><煙草><インディゴ>は3人で売られるので私が売れるのは<コーン>だけ。それでも3金入れば私は10金建物が買える。([ギルドホール]か[市役所]) その前にO類さんには10金貯まってしまうがK澤さんは10金に届かないことは確認済み。予想通りO類さんは「商人」を選択したがこのターンに「建築」は選ばれず、確か11ターンに総督のO類さんが選択。ここでO類さんは[ギルドホール]か[市役所]か迷ったていたが[市役所]を選択。(その時[珈琲工場]しか持っていなかったため、ボーナス点は[市役所]の方が高いとの判断) この選択は私には助かった。これで私は[ギルドホール]を購入して追撃の目処がたった。この後私は<インディゴ><コーン> <煙草>と立て続けに売れたのでこの博打は結果的には成功となった。
 16ターン。私があと1つ建物を買えばゲーム終了となる。ただここで欲が出た。私は[砦]を購入していたので入植者がいれば得点アップ。私が「市長」を選ぶと5つの入植者が入り2点アップとお金が乗っていたので[小砂糖]ではなく[灯台]が買えるので更に1点アップ。「建築」を選んだ場合は多分O類さんが「市長」を選んで1点アップのみ。この時私はO類さんは「建築」を選んで終わらせるしか手がないと考えていたのでT橋さんが「監督」を選ばなかったのを見て「市長」を選択した。(最悪1ターン延びても出荷点は伸びない) ところがO類さんはゲームを終わらせるべきかどうかずっと悩んでいて決まらない。そこでどういう手があるか私も考えてみた。そして気づいてしまいました。O類さんには<珈琲>が残っている。これを売れば次ターンには1人だけ10金建物を買える状態に。残っている10金建物は[税関]。これを買うと4点、更に[教会]で+2点、[市役所]で+1点でこれだけで7点だ。他の人はこのターンに「監督」が選ばれなかったのでそんなに点が伸びる状況ではない。これを勧めてO類さんもこれに承諾。もう1ターンが決まった。(17ターンまでいったのは多分初めてでは) このターンでは当然「市長」は私が選び「建築」はO類さんが選んだ。([税関]に人が乗らないようにした) またK澤さんが「船長」を選びO類さんは<コーン>3つを出荷。結果1ターン延びたことでO類さんは10点アップ。私の読みの甘さに泣きました。O類さんは初プレイで勝利。毎ターン選択肢を2〜3つに絞ってあげこれを選ぶとこうなると言う説明をしたことと<珈琲>の売りを黙認していたこともありますが・・・。でも見事でした。
 実は16ターンで終わらせていても私の計算では1点差でO類さんの勝利のはず。ただ1ターン延びたことでK澤さんとの点差は縮まっており危なかった。でも序盤の状況から考えれば2位になれたことは大きいですね。
 それにしてもT橋さんは序盤に[港]を買ったわりにチップ点が少ない。私はO類さんのサポートに集中していたこともあり良く覚えていないのですが何か間違ったのでしょうか? 不明です。<砂糖>生産がもっと早くというのはありましたが。



3月5日(日)

戦目   順位   名前   勝利点 (建物+チップ+SP)    ポイント(順位点+加算)   スタート順

第4戦(拡張)17ターン
      1位   O類   62点 (23+31+ 8)    +69点(+50+19)    3
      2位   O島   56点 (23+16+17)    +33点(+20+13)    2
      3位   K澤   54点 (24+26+ 4)     −9点(−20+11)    4
      4位   T橋   44点 (15+29+ 0)    −49点(−50+ 1)    1



【プエルトリコ2006年ランキング】
(ポイントで同点の場合は勝利点の平均が高い人、更にトップ回数が多い人を上位とします)

順 位
前回順位
 氏 名 
ポイント
勝利点平均
ゲーム数
トップ回数
1位
1→
K澤
144
49.8
2位
2→
O島
104
47.3
3位
O類
69
62.0
4位
3↓
Y田
−7
44.3

5位
4↓
T沢
−16
40.0

6位
5↓
T橋
−67
44.5

7位
6↓
O谷
−98
35.5





アドバンスト・シヴィライゼーション初級講座

K塚

第11回・貿易(交渉)の進め方


 ○実はかなり重要です

 貿易フェイズというのはたかだか5〜10分(ルールで規定)程度の時間ですが、このフェイズで得たポイントで文明カード購入を行うのと、どの災難を受けるのかが決定するので実はかなーり重要なフェイズといえます。ということは逆に時間的に厳しいので、素早く正確な判断が出来るかどうかが鍵となることでしょう。実際のところ今までの災難と文明カードの講座は、ここでの正確な判断力を養うために行ってきたといっても過言ではないくらい厳しいフェイズです。貿易フェイズ中は常に頭をフル回転させる必要があるでしょう。

 ○初期の方針

 それでは具体的な話をする前に、貿易フェイズの関連事項を簡単に確認したいと思います。
  1. ゲームの準備で商品カード&災難カードは一緒にし、それぞれ価値順に9つの山にまとめ、これを貿易カードと呼ぶ。
  2. 自文明が盤上に持っている都市数だけ貿易カードが貰えるが、貰えるのは各々の価値の山から1枚のみ。(たとえば6都市なら1〜6の山から各1枚ずつで計6枚)また、この時国庫に金があれば、9の価値の山からカードを1枚18金で何枚でも購入できる。
  3. 貿易カードは都市数の少ない文明(同じ場合はAST順)から順番に取っていく。ある山のカードが途中で無くなった場合はその山からカードが貰えなくなる。
  4. 貿易は2プレイヤー間で行い、最低3枚のカードを裏向きで出して交換するが、この時合計枚数と少なくとも2枚のカードの内容については正しく述べなくてはいけない。また、この時に貿易可能な災難カードも一緒に出して良い。
  5. 商品カードは文明カードの購入で使用した後、8枚まで手元に残しておくことができる。
  6. 得られた商品カードのポイントは、同じ種類カードの枚数の2乗×価値となる。たとえば価値5のワインを4枚持っていたとすると、4の2乗(16)×5=80pとなる。いちおう下に表を作成したので参照されたい。

【商品カードの枚数によるポイント】
   
 価値(総数)  カードの商品名と枚数  貿易カードの枚数  災難と貿易の可否 
(上段は可。下段は不可
1(14) 粘土(Ochre) 7 16 25 36 49 なし
皮革(Hides) 7 16 25 36 49
2(17) 鉄(Iron) 8 18 32 50 72 98 128 火山の噴火/地震
裏切り
パピルス(Papyrus) 7 18 32 50 72 98
3(19) 塩(Salt) 9 12 27 48 75 108 147 192 243 飢 饉
迷 信
材木(Timber) 8 12 27 48 75 108 147 192
4(17) 穀物(Grain) 8 16 36 64 100 144 196 256 内 戦
奴隷反乱
油(Oil) 7 16 36 64 100 144 196
5(15) 布地(Cloth) 7 20 45 80 125 180 245 洪 水
異民族の襲来
ワイン(Wine) 6 20 45 80 125 180
6(12) 青銅(Bronze) 6 24 54 96 150 216
伝染病
銀(Silver) 5 24 54 96 150
7(12) 香辛料(Spices) 6 28 63 112 175 252
内 乱
樹脂(Resin) 5 28 63 112 175
8(10) 宝石(Gems) 5 32 72 128 200
偶像破壊と異教
染料(Dye) 4 32 72 128
9(10) 金(Gold) 5 36 81 144 225
海 賊
象牙(Ivory) 4 36 81 144

 ○基本的指針

 以上、簡単に貿易での関連事項を述べましたが、ここから判る基本的な指針を挙げおきます。上の表をみれば明らかなように、同じ種類のカードを集めていけば飛躍的にそのポイントが伸びることになるのですが、同じ価値の山からは1枚しかカードが引けないため、最初の手札はどのプレイヤーも種類がバラバラになります。従って貿易によってカード交換をしていくことが絶対的に必要になるのですが、貿易可能な災難カードも一緒に交換されるため、気をつけないと大損害を受けることになりかねません。とはいえ災難が怖いからといって全く貿易を行わないのではポイントが得られず、有効な高価値の文明カードを手に入れることも出来なくなります(第1回参照)。従って貿易を行いつつ自文明にとって致命的(次ターンに9都市に出来ない位の損害)な災難は避ける方法が必要になってきます。

 ○表から判る事項

 上記の表を良く見てみると、色々な事が判ります。たとえば各価値のカードですが枚数に違いがあります。1ターンで1つの山からは最大でプレイヤー人数までのカードしか出ないので(9は除く)、必然的に総数の多い山(低価値・特に3)はすべてのカード出るまで時間がかかり、より総数が少ないものに比べて低評価になります。逆に18金で購入することの出来る価値9の山は場に多く出る確立が高く、高評価となるのです。これらを踏まえると、貿易の主力とするのは価値4以上のカードとした方が良く、価値1〜3のカードは補助的な役割とした方がより効率的にポイントを稼げると言えるでしょう。ただし、3の塩9枚での破壊力はとても大きいので、安く手に入れることによって集めていく手法が無い訳ではありません。また、価値1を除いて商品カードにはカード枚数の多い上位の物と、それより1枚だけ少ない下位の物が存在する事、最大で260pを超えるカードは存在しない事は覚えておいて損は無いです。しかし、各ポイントを正確に覚える必要はまったくありません。(計算である程度出ますし)

 ○商品カードは2種類を揃える事を目標とする

 前ターンからある程度揃ったカードを保持している場合は別ですが、基本的にそのフェイズにそろえるカードを2種(このターン使う用と、次のターン持越し用)に限定すると交渉が上手くいきます。3種そろえようとすると大抵の場合はどれも中途半端になって高いポイントが集まりません。貿易フェイズの途中である程度カードが集まったら(3枚位)その2種に限定し、残りのカードを使ってその2種のカードを手に入れる方法を検討すべきでしょう。

 ○貿易時での注意点

 これはプレイヤーによって意見が分かれるかもしれませんが、貿易では核となる2枚のみを正確に伝えて他は問わない方がより短時間で効率的に貿易を行うことができます。一応ルール上では嘘を言うことは認められていますが、そのようなプレイヤーと有益な交渉を行おうと思う者はだんだん少なくなるはずですし、たぶん災難の副被害も優先的に割り振られる事態になってしまうでしょう(笑)。また、プレイヤーによっては3枚目のカードの価値まで含めて全体で同価値にしようとする場合がありますが、これも控えた方が無難です。ここまで揃えようとすると非常に細かくなってしまって1回の交渉で掛かる時間がとても多くなるからです。貿易フェイズは定められた時間しかないので、なるべく時間の掛かる要素は排除した方が互いにとって有益だと私は考えます。したがって、核となる2枚のみを比べてある程度(ここの判断が難しいのですが)同価値なら貿易を行うべきでしょう。

 ○価値が合わない場合は?

 私の場合は状況にもよるので一概には言えないのですが、大体価値観を次のように決めています。まずペア同士(価値4〜9)の場合ですが、その価値の差が2以下であれば無条件で行います。例えば5のペアと7のペアの交換とかです。差が3以上ある場合はさすがに1枚以上カード(もちろん災難以外)を足す(もしくは足させる)ようにしていますが、足すカードは価値1でも基本的には問題無いです。というのもカード枚数が少なくなるということは、3枚での交渉が最小単位ということもあり、その交渉の幅を大幅に縮めることに繋がるからです。カードが揃ってくるに従って交渉材料として出せるカードは少なくなっていく訳ですから、1枚使えるカードが減ることは結構痛かったりするのです(ちなみにこの理論の考案者はO島氏)。また、この1枚余計に出す場合ですが、もし災難がある場合はそれもまとめて引き取って(つまり5枚にして)もらいましょう。相手から災難が絶対に来ないという確証があれば(同じもの3枚とか)別ですが、基本的に災難はあれば出した方が良いです。さもないと手元に2枚の災難が残ってしまう場合があり、これを1回の交渉でさばく事は出来ないからです。また、ペアに対してペアが出せない場合ですが、これは互いに同じものを集めてしまった時などに起こります。この場合はペアを貰う方がかなり多く出さなければならないでしょう。具体的な枚数については状況しだいなので何ともいえませんが。

 ○世界にそのカードがどれだけ存在するかを把握する

 これは重要な事ですが難しいです。当然のことながら山札に無い(プレイヤー側が所有している)カードを集めた方が集まりやすく、また高ポイントを狙いやすいのですが、それを行うためには情報収集が欠かせません。具体的には前のターンにみんなが使った商品カードを覚えておく(使用したカードは山の1番下に入れられる)ことですが、そんな事を完璧に覚えている事は困難です(私は無理)。なので、少なくともフェイズが始まったら例え他人同士の交渉でも聞き耳を立てて何を集めているか?とか、何が動いたか?とかを知る方がより有利に貿易を進められます。あとは自分が集めたい物が決まったら、周りの人に当該カードを所有しているかどうか?を聞いて回るのも良いでしょう。ただし時間は限られていますので、あまり情報収集に時間をかけるのも考え物です。程々にしましょう。また、貿易カードの残りの山を見るのも当然アリです。少ないとか全く無い場合にはそれだけ場に多く出ているということですので。さらに、貿易可能な災難にも注目しましょう。自分で引いてきて、かつ自文明にとって大損害になる災難は、常に今どのプレイヤーが保持しているかを把握すると良いです。というのも、少なくとも最後の交渉で自分に帰ってくることは避けられるようになるからです。しかし、初期は大損害を受けるカードが5つも6つもあり、そのすべてを覚えるわけにはいかないので、2つくらいに絞ると良いでしょう。いずれは文明カードの効力により災難がだんだん無効化していき、マークするべきカードは覚えられる位にまで減るからです(というか、減らすように努力する)。ちなみに細かいテクニックですが、あるプレイヤーに特定の価値のカードの内どちらを引いたかを尋ねた場合(例:青銅or銀?)に、どちらも無いと言う答えだったとしたら、答えは1つ(伝染病!)ですのでチェックしましょう(笑)。

 ○鉱業を早めに持つ

 文明カードの鉱業は商品カードの鉄・青銅・銀・宝石・金と比較的高価値のカードのセット価格を1段階上げる(例えば宝石が4枚しかなくても200pとなる・但し1ターンに1回)大変すばらしいカードなので早いうちから手に入れるべきですが、前提条件が土木工事な上に自身も180pと非常に高価なカードなので購入はゲーム後半になることでしょう。しかし高価値に見合う効果は十分あるのでなるべく早く手に入れるように努力するべきです。貿易が非常に楽になりますので。なお、鉱業を持つ相手に上記の鉱物系カードを出す場合には、少しイロをつけてもらうように「鉱業持っているよね?」と指摘するのが賢いやり方です。

 ○貿易フェイズを3つに分ける

 ここからは私がいつも用いている、フェイズを時間的に3つの段階に分ける方法について述べたいと思います。簡単に言うと、集めるカードを特定する前期、カードの価値を高めていく中期、致命的な災難を受けないようにする後期とに分けるということです。とはいえ実際に残り時間を知るのは難しいので、他のプレイヤーとの交渉回数(私は1フェイズで他プレイヤー全員と1回ずつ交渉するようにしている)で判別しています。以下はその具体的な説明です。
  • 前期(貿易1・2回目)
     最初はまずペアを作ることから始めます。もし前ターンからカードを持ち越していれば大抵何かはペアになっているのでこの作業は必要ないのですが、そうでない場合にはこの回で集めるべきカードを特定するために必要となります。なるべく自分と同じようにカードの揃っていない人を見つけて持っているカードをお互いに伝え、交渉材料を見つけると良いでしょう。たとえば5、6、7、8の価値のカードで同じものがあれば、5と8、6と7がペアになるよう交渉するとかです。もし揃わない場合は価値が高くなる方が多めに出すとかすると良いでしょう。ちなみに、なぜ"揃ってない"と限定するのかといえば、すでに3枚程度揃っているプレイヤーに同種のカード1枚を出す場合、なかなか1枚のカードは高く見積もって貰えないからです(揃っている事は秘匿するでしょうし)。また、この前期のうちに、"今回集める予定の商品カード2種"とそれを誰が持っているかを可能な限り把握しておきましょう。また災難カードについてのマークも忘れずに。

  • 中期(貿易3・4回目)
     揃えるべきカードが決まったら後はそれを集めるべくひたすら貿易を行うだけです。しかしながら、良くあるのが同じカードをペアで持っている時とか、ひどいときは2人でトリプルを持っている(最悪)時とかです。この場合でも互いに貿易を行わない事によって得になることは何もないので、可能な限り条件を合わせるように努力する必要があるでしょう。別に最初集めると決めたカードに固執する必要はまったくありません。ポイントさえ取れれば良いのですから、柔軟に頭を切り替えて出すべきときにはたとえ3枚セットでも出すべきでしょう。もちろん、ある程度それに見合う価値が得られれば、ですが。また、出来うるなら前期の内にそういう持ち持ちの事態にならないように市場操作する(まだペアの時に交渉を持ちかけるとか)ことも重要です。なお、この期間に廻って来た災難カードのうち、ヤバいものはマークしておくことも忘れずにしましょう。

  • 後期(貿易5・6回目)
     後期の貿易はより慎重に行うべきです。というのもここで貰った災難カードがそのまま適用されることが多いからです。これはこちらから渡す場合も同様です。とはいえ最後に行う貿易はビッグトレードが多いので、もし自文明が大損害を受ける場合であっても、その最終的な価値によってはあえて火中の栗を拾う必要もあるでしょう。ここの判断は次に買う予定の文明カード、時代条件によっても左右されますので何ともいえませんが、まあ時代が停滞せず、かつ次ターンに最低7都市に回復出来るならやる価値はあると私は考えています。

 ○まとめ

 貿易フェイズは様々な状況が考えられ、このような文章ですべてに言及することは不可能です。またその人によっても様々な価値観が存在するのでなかなか難しいのですが、ある一定のセオリーは存在します。それは"自分も他人も得をするように貿易を行う"ということで、これさえ守れば最初のカード枚数に見合うだけのポイントは付いて来ます。従ってまずは都市数の維持など戦略面でミスをしないことが肝心です。そうすれば他人よりも多くのカードを持って交渉に望めるので少しは有利になるからです。しかしながら、このフェイズで多大な成果を挙げたいと望むのであれば、少なくとも記憶力をフル活用してその場にある商品カードを正確に把握し、手元の材料から得られる組み合わせを創造し、最適な貿易を選択してそれを実行していく必要があるでしょう(K村氏のように)。ですが毎回大きな成功を収めるのは運も絡むので難しく、それよりはむしろ災難の回避に力を入れ、得られたポイントを適切な文明カードに割り振って災難の損害をさらに減らし、そこから都市数を維持するという好循環を作り出すことが重要なのではないかと私は考えております。まあ、記憶力に自信のない私ならではの方法なのかもしれませんが(笑)。
 なお、この貿易フェイズである程度納得のいく成果を毎回あげられるようになれば、間違いなくADCV上級者といえるでしょう。このフェイズはある意味ADCVの縮図と言えますので。
 では今回はこんなところで。次回はいよいよ最後の講座ですが、とりあえず一通りは終わったので補足説明になると思います。





(2571.03.29)


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